なんでも音楽レビュー

音楽好きの凡人。アルバムの総評と1曲ごとの感想をメインに書いています。多くの曲を聴いたり書いたりして、隠れた名曲を発掘したい。「ここのメロディ良い!」とか「有名だけど私的には...」みたいな感想をメインに書くので、読んでくれた人が新たに良曲と出会ったり、少しでも共感してくれたら嬉しいなと思います。

いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2024  あなたと!わたしと!みんなで!歌いまSHOW!! 公演前雑記

【LIVEデータ】 

・タイトル:いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2024
                   あなたと!わたしと!みんなで!歌いまSHOW!!

・日時:2024年3月3日(日) 札幌文化芸術劇場 hitaru

・アーティスト:いきものがかり(18:00~)

 

【はじめに】

 いきものがかりの札幌公演に参戦するので、本記事の前にいろいろ書いていきます。

 まず僕といきものがかりについて。実はチケットを購入した1月上旬の時点で、実はそこまでしっかり聴きこんだ事のないアーティストだったんですよね。ですので、これから書く内容は、長年聴いてきたファンからすると変だなと思う事もあると思いますが、ご容赦ください。

 まず上記のように書きましたが、全く楽曲に触れてこなかったかと言われると、実はそうではないんですよね。いきものがかりが世間的にピークを迎えていたのは、ブルーバードがナルトの主題歌となった2007年から風が吹いているがオリンピックのテーマソングになった2012年頃のイメージです。その時、僕は小学校高学年から中学卒業までの期間でした。学校の行事等でyellやハジマリノウタを歌ったり、メディアを通して流れてきた曲を頻繁に耳にしたことを覚えています。純粋に良い曲だなとは思いましたが、当時は男性バンドというカテゴリーに当てはまる曲が関心の対象で、さらっと通り過ぎていっちゃいましたね...

 時は流れて2024年の年始にとびます。「今年北海道に来るアーティストは誰かな」と調べていると、たまたまいきものがかりの名を発見。それを見て、なんだか懐かしい感じがして、デビューから2016年までの活動をまとめたベスト盤に手を出しました。その時、聴いた感触が良くて、参戦を決めました。チケットも無事入手(Queenのライブの時も書きましたが、北海道という地の利?が働いたのか、一般発売でも無事入手できました。)し、現在これを書くに至っています。

 

【注目している点】

 まず、上記で書いたような状態で観るライブをどう感じるかという点ですね。楽曲については、デビュー作、桜咲く街物語から昨年12月にリリースされた新作〇までを5周程しましたが、さすがに聴きこみ不足は否めないですね...ライブでの定番の楽曲やお約束のやり取り、メンバーの性格やこれまでの活動の歩みなども分かってないです。(山下穂尊の脱退くらいしか、本当に知らない状態です)つまりアルバムに収録された楽曲のみが頭に入った状態、言い換えると先入観ゼロで臨むライブと言えますね。こういった形でライブを観に行ったことがないので、初々しい新鮮な感じで楽しんできたいです。

 

 次に最新作の内容を踏まえて、どのような演奏がされるかという点ですね。いきものがかりの作品を順に追って感じたのは、どの作品にも爽やかで瑞々しい雰囲気が共通しているという点ですね。もちろん作品毎に違いはありますが、歌詞やアレンジ、歌唱に一貫性があり、あえて悪く言うとマンネリともいえます。

 ですが、最新作〇を聴いた時の感触が過去作と比べて大きく違ったんですよね。まず歌詞に内省的な面が増えて、曲のアレンジやコーラスも変化したように感じました。特に1,2曲目の誰か、うれしくてで漂う、夢の中にいるような形容しがたい雰囲気が印象的でした。

 そして、ボーカル吉岡聖恵の歌ですね。過去作と比べて、ここという場面以外で高音域を多用せず、逆に低音の深みが際立っていたり、掠れたような声を部分的に使うなど、今までと比べて、引き出しが大きく増えたように感じます。全体的に無理に演じているような歌唱が無く、自然体で歌っているような所が良いと思いました。過去作で多少見られた強引さが無くなり、余裕を持った歌唱が増えたため、今まで以上に歌詞の内容が聴き手に伝わってくるんですよね。まとめると個性的な部分と円熟味が共に増したようで、聴いた時の第一印象がすごく良かったです。

 それを踏まえてライブでは、おそらく〇を中心としたセトリになることが予想されます。一方で初期の瑞々しさに溢れた曲がどのように演奏されるかという点は、注目したいですね。最新作で聴かせてくれた新しい息吹がどのような影響を与えるのか、とても楽しみです。

 

 長くなりましたが以上の内容を考えながら、ライブを楽しんできます。では、また!