なんでも音楽レビュー

音楽好きの凡人。アルバムの総評と1曲ごとの感想をメインに書いています。多くの曲を聴いたり書いたりして、隠れた名曲を発掘したい。「ここのメロディ良い!」とか「有名だけど私的には...」みたいな感想をメインに書くので、読んでくれた人が新たに良曲と出会ったり、少しでも共感してくれたら嬉しいなと思います。

Queenのトリビュートバンド! God Save the Queen 公演前雑記

【LIVEデータ】 

・タイトル:GOD SAVE THE QUEEN JAPAN TOUR

・日時:2024年5月3日(金) SENDAI GIGS

・アーティスト:God Save The Queen(18:00~)

 

【はじめに】

 QueenのトリビュートバンドGod Save the Queenの仙台公演チケットを入手したので、ライブを観に行こうと思った理由を書いていきます。

 その前に本家Queenについて軽く触れておくと、フロントマンのフレディ・マーキュリー(Vo)が1991年に病没した後、ブライアン・メイ(Gt)とロジャー・テイラー(Dr)を中心に断続的な活動が続き、その後2011年にオーディション番組「アメリカン・アイドル」で準優勝したアダム・ランバートをボーカルに加えた「クイーン+アダム・ランバート」が始動しました。このプロジェクトは、現在も精力的に各地で公演を行っており、直近の2024年にも日本公演が行われたばかりでした。(僕自身Queenが大好きで、上記の札幌公演に参戦してきました。詳しくはこちらの記事。 公演前雑記LIVEレポート)

 実際、この公演の内容は素晴らしく、とても良い思い出になりました。その余韻に浸りながら、Queenのライブについての感想をネット上で読んでいたところ、なんと今度はトリビュートバンドが日本でツアーを行う旨の記事を発見!今年に入ってからQueenの音楽に没頭していたこともあり、迷わず参戦を決めました。

 

【God Save The Queenとは? 概要まとめ】

 とは言いつつ、このバンドについての知識が全く無いため、情報収集しながらバンドの概要について簡単にまとめてみました。日本語の文献が少なく大変でしたが、来日公演特設サイト、ニュース記事、英語版wiki、バンド公式サイト(スペイン語)等に記載があったので、そこから引用して書いてみました。

 

「God Save the Queenは、1998年にアルゼンチンで結成されたQueen公認のトリビュートバンド。メンバー全員が1981年のアルゼンチン公演でノックアウトされた筋金入りのマニア」

 出身が英語圏のイギリスでもアメリカでもなく、アルゼンチンというのが意外ですね。ただ南米と言えばRock In RioなどのHR/HMの祭典が開催され、本家Queenも南米での大規模ツアーを度々行っています。ある意味ロックの聖地とも言える場所なので、こういったバンドが現れる素地は十分ありそうですね。

 また1981年といえば、Queenがカナダのモントリオールでライブを行った年です。上記のライブ映像を確認すれば分かりますが、フレディの声が凄まじく、軽やかな高音と豊かな声量を併せ持ち、初期と後期の特徴がバランス良く表現されている印象があります。この時期のライブでノックアウトされたという解説には、確かに!と思いました。

 

「南米を拠点に、欧州やインドなど世界30の国と地域でライブを行い、これまでに80万人超を動員。地元ではアリーナ・クラスで単独公演を行うほどの熱狂を呼んでいる」

 個人的なトリビュートバンドのイメージとしては、ライブハウスを中心にマニア層向けに活動を行っているイメージでした。そう考えるとアリーナクラスの公演や海外ツアーを行えているというのは、凄いですね。少なくとも同じような実績があるトリビュートバンドが思い浮かばないです。

 また、来日回数を調べてみると2017年から3年連続で来日公演が行われ、コロナ流行後の2023年にも再来日を果たしており、今回で通算5度目の日本公演みたいです。ちなみに今ツアーでは、仙台、岩手、大阪、東京、広島の順に組まれています。アルゼンチンから極東の日本まで、コンスタントに来るだけでもありがたいのに、東から西まで各地を巡ってくれるのが、嬉しいですね。

 

メンバーは以下の4人。年齢は分かりませんでしたが、今年で結成26年目なので、大体50歳前後でしょうか。

Pablo Padin(パブロ・パディン)/ボーカル

Daniel Marcos(ダニエル・マルコス)/ギター

Matias Albornoz(マティアス・アルボルノス)/ドラム

Ezequiel Tibaldo(エセキエル・ティバルド)/ベース

 

また、下記の公式サイトにて公演中のフォトグラフが公開されているので興味がある方はぜひ見てください!

DIOS SALVE A LA REINA || GOD SAVE THE QUEEN (dsr.com.ar)

 

個人的な印象としては、

・パブロ(フレディ)

体格が似ていていて、顔立ちはやや似ている。それ以上に全体的な所作がそっくりで、画像だけでもマニアなんだなと分かる。ステージ上でのアクションは、かなり期待できそう。

 

・ダニエル(ブライアン)

体形や顔立ち、髪型に至るまで全体的に似ている。あとは、コーラスやソロでの立ち姿がどんな感じなのか気になる。

 

・マティアス(ロジャー)

画像が少ないので何とも言えないが、目元があまり似てないかな。あと金髪に対して眉の色が黒だったので、やや違和感あり。逆にサングラスを掛けている画像だと似ている印象。コーラスやドラミング(本家はかなりパワフル)がどんな感じなのか気になる。

 

・エセキエル(ジョン)

こちらも画像が少ないので判断が難しいですが、顔立ち、雰囲気共にあまり似ていないかな。本家と比べて野性的な印象。本家は演奏しながら回転するアクションをやっていたので、当日見れるか楽しみ。

 

【注目している点】

 事前にバンドについて調べてきましたが、ライブ映像やセトリは一切見ていないです。選曲や演出についての情報はあえて入れないでおいて、当日までのお楽しみにする感じですね。個人的な予想としては、彼らが影響を受けたという1980年代のQueenを再現してくれるのではと期待しています。いずれにしても、どんな雰囲気のライブになるのか、楽しみです!

 また、ボーカルのPablo Padianのどのようなパフォーマンスをするのかという点も見所ですね。そもそもオリジナルの楽曲の難易度が高いうえに、ピアノを弾きながらの歌唱や独特のステージアクションなど、冷静に考えて相当難しそうですよね。一体どこまで寄せてくるのか楽しみです。

 最後に本家「クイーン+アダム・ランバート」では圧倒的なパフォーマンスを披露していますが、どうやっても昔のQueenを再現することは不可能だと言えます。アダム・ランバートは優れたシンガーですがフレディとはタイプが異なりますし、ジョンも実質的に引退状態なのでメンバーが1人欠けた状態での活動となっています。僕自身、4人そろった状態でのライブは映像でしか見たことがないので、トリビュートバンドならではの古き良き時代のQueenを思わせるライブが観れたら嬉しいですね。

 長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。後日、ライブの感想をアップしますので、興味がある方は読んでいただければ嬉しいです。ではまた!

 

 

※本記事では、下線部を以下のサイトから引用及び参考文献としています。

God Save The Queen(ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン) | 来日公演特設サイト - クイーンのトリビュートバンド God Save The Queen(ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン)来日公演特設サイト。2024年、待望の来日公演が決定!至極のクイーンの名曲を実感せよ!最新チケット情報は特設サイトまで! (gsq-japan.com)

 

クイーンの名トリビュート・バンドが5月に来日ツアー開催:God Save The Queen – YOUNG GUITAR

 

God Save the Queen (band) - Wikipedia

 

・DIOS SALVE A LA REINA || GOD SAVE THE QUEEN (dsr.com.ar)